2025年8月22日お披露目の
ミス・ワールド・ジャパン2025ファイナリスト34名!
今年も多様な審査を経て、ミス・ワールド2025日本代表が決定致します。
皆様本年度も熱い応援を有難うございました。
私は現在、獣医師を目指して獣医学を学んでいます。
その原点となったのは、高校生のときに出会った1匹の保護犬でした。
その子は、前肢が不自由でてんかんの遺伝的素因を持っており、「売り物にならない」という理由でブリーダーから動物保護団体へ送られた犬でした。
小さな体で足を引きずりながらも私のもとへ駆け寄ってくる姿を、今でも鮮明に覚えています。
飼い始めて3年後、その子は実際にてんかんを発症しました。
1ヶ月の間に3度の発作─泡を吹き、硬直し、排泄をしながら家の中を駆け回る姿を、何度も見守ってきました。完治することのない病と向き合いながら、「私が治したい」「守りたい」という強い思いが芽生えました。
この経験が、私を獣医師の道へと導いてくれました。
現在では2匹の保護犬と暮らしながら、「簡単に命が見捨てられる社会」への強い問題意識を持ち、行動を続けています。
私は今、かつて出会った保護犬と同じような境遇の動物たちのために、保護犬譲渡会でボランティア活動に参加しています。
新しい家族とのご縁をつなぐ現場に立ち会うたび、命がつながる瞬間の尊さと、私たち人間が果たすべき責任を改めて実感します。
世界でもアニマルウェルフェアに注目が集まっていますが、2023年時点日本では今もなお推定228万匹もの飼い主のいない犬猫がいます。そのうち保護されているのはわずか犬約2万7千匹、猫約4万4千匹。
多くの命が、誰にも見つけられずにひっそりと失われているのが現実です。
私は、保護犬や保護猫が“特別な選択肢”ではなく“当たり前”になる社会をつくりたい。
私の夢は、獣医師として保護された動物たちの健康と未来を支えながら、社会全体の意識を変えていくことです。
ミス・ワールド・ジャパンという舞台は、私にとって“夢の場”ではなく、“変化を起こす起点”です。
これまで私は、誰かを支える側にいることが多い人生でした。
でも今、自分が一歩前に出て、命の尊さを伝え、未来を変える力になりたいと思っています。
この挑戦は、私自身が成長し、新しい自分に出会う機会でもあります。
まだ未熟ではありますが、学び続ける姿勢と、命に真摯に向き合う心を大切に、真心を込めて世界と向き合ってまいります。
日本代表を目指して精進して参りますので応援よろしくお願いいたします!